Amazon「Sales & Traffic by Date」をGoogle Sheetsで自動取得・同期・分析する方法
売上減少は訪問者減か、購入率低下か。すぐ答えられなければ対策できません。Business Report Dashboardとも呼ばれるこのレポートは、日・週・月別の全体実績を追い、季節性、全体の購入率、急な流入減を確認します。日々の確認を自動化し、Google Sheetsで最新の経営ダッシュボードを作る方法を解説します。

Sales & Traffic by DateをGoogle Sheetsに自動同期・取り込みする方法(Hoptedを使う)
HoptedのようなAmazonとGoogle Sheetsの連携を使えば、接続設定は一度で、以後はデータが自動で取り込まれます。
手順1.
Hoptedのブラウザー拡張機能をインストールし、Googleアカウントでログインします。
手順2.
Hoptedの接続ウィザードで、Amazon Seller CentralとGoogle Sheetsを安全に接続します。

手順3.
Google SheetsでSeller Centralの一覧から「Business Report: Sales & Traffic by Date」を選び、期間と集計を指定します。「Last 24 hours」から最大730日前まで、日・週・月別に集計できます。この例では「Include records for the last 12 months, by month」を選びます。

手順4.
推移分析用にDate、Ordered Product Sales、Units Ordered、Sessions、Unit Session %、Buy Box %、Refund Rate、Feedback Receivedを選びます。

手順5.
事業の推移を書き出し・更新する予定を設定します。前日の確定値を取得するため、Daily(毎日)をおすすめします。

手順6.
設定を保存すると、手動ダウンロードなしで全体実績をシートに書き出し、成長の追跡を継続して最新に保てます。

Amazon Sales & Traffic by Dateとは?
事業の時系列です。By ASINが何が売れたかを示すのに対し、いつ売れ、全体がどう推移したかを示します。
日・週・月別にカタログ全体を集計し、商品単体ではなくブランド全体に影響する大きな傾向を把握できます。
売上指標(注文売上、数量)、アカウント健全性指標(低評価、承認された申請)、流入指標(Sessions)を組み合わせます。
次のような疑問に答える共通の基準データになります。
全体の購入率(Unit Session %)は先月より上昇・低下しているか?特定日にSessionsが急減し、技術問題やアルゴリズム変更を示していないか?平均Buy Box %と日次売上の関係は?財務計画用のアカウント全体の返金率は?B2B売上は平日と週末でどう変わるか?
シートで売上の推移を分析・追跡する方法
データが継続的に届くようになれば、入力作業から分析へ進めます。これがスプレッドシートでAmazon Seller Centralのデータを分析する強みで、Amazon用のExcelのようなテンプレート作成につながります。
すぐに作れるAmazon用シートのアイデアを3つ紹介します。
テンプレート1:流入と購入率の診断
売上減少が流入(マーケティング)か購入率(出品・価格)の問題かを確認します。
-
グラフ:Google Sheetsで2軸の折れ線を作ります。
左軸:
Sessions(流入)。右軸:
Unit Session %(購入率)。
-
読み方:
Sessionsが下がり購入率は一定なら、キーワード順位低下や広告停止が考えられます。
購入率が下がり流入は一定なら、価格、悪いレビュー、出品への不正な相乗りが考えられます。
テンプレート2:季節性の予測(730日分)
Amazonの最大2年のデータで、翌月の必要在庫を予測します。
ピボット:行 =
Month、値 =SUM of Units Ordered。列:
Yearで分類します。わかること:今月と前年同月(YoY)の比較です。昨年11月に20%増えたなら、今年11月も同様の増加を予測できます。
テンプレート3:返金率の急増検出
返金は利益を損なうため、件数だけでなく率を追います。
数式:
True Refund Rate=Units Refunded/Units Shippedを追加します。条件付き書式:5%を超える日・週を強調します。
わかること:全体の返金率急増は、不良品のロットがFBAに着いた、または主力商品の説明が誤解を招く可能性を示します。
このレポートでできる主な業務
財務照合:
Ordered Product Sales(需要)とShipped Product Sales(売上)を比較し、資金繰りの時間差を確認します。評価・事業売却の準備:投資家やアグリゲーター向けの、
SessionsとOrdered Salesの24か月の推移を自動で蓄積します。評価監視:
Negative Feedback ReceivedとOrders Shippedの比率を追い、上昇によるアカウント停止リスクを確認します。
Sales & Traffic by Dateに関する質問
Q:Ordered Product SalesとShipped Product Salesの違いは?
Ordered Product Sales:購入手続き時点の注文額。広告効果などのマーケティング評価に使います。
Shipped Product Sales:実際に倉庫を出た注文額。会計や入金時期の確認に使います。
Q:公式SP-APIで取得できますか?可能ですが複雑です。GET_SALES_AND_TRAFFIC_REPORTのAPI取得には開発とデータ保存の仕組みが必要です。Hoptedなら開発作業なしで、同じデータをGoogle Sheetsへ同期できます。
Q:アカウント全体のBuy Box %が重要な理由は?通常は商品単位ですが、全体の平均は競争力を示します。継続的な低下は、価格競争力の低下やODRによる資格への影響を示す場合があります。
Q:Amazon BusinessのB2B売上もありますか?Ordered Product Sales B2BとUnits Ordered B2Bなどで登録企業の購入を確認できます。通常、継続率や注文量が高い層です。
Q:どこまで取得できますか?直近2年(730日)です。定期保存しないデータは失われます。Hoptedでシートに同期すれば、2年を超える永続的な履歴を蓄積できます。
Q:他のAmazonツールとの違いは?多くはツール側の固定画面やレポートに業務を合わせます。Hoptedは既存のシート内で直接動き、売上、在庫、流入をまとめます。自社に必要な完全に独自のレポートと自動化を作れます。