Amazon「Seller Performance」をGoogle Sheetsで自動取得・同期・分析する方法

優れた商品と高い売上があっても、ODRが1.1%に達すれば停止です。Seller PerformanceはAccount Health Dashboardの元データで、販売権限を脅かす違反、出荷遅延、苦情を追います。不安に画面を確認する業務から自動監視へ。Google Sheetsに直接取得し、最新のリスク管理ダッシュボードを作る方法を解説します。

Hoptedで自動化
Hopted読了時間10分
Amazon「Seller Performance」をGoogle Sheetsで自動取得・同期・分析する方法

Seller PerformanceをGoogle Sheetsに自動同期・取り込みする方法(Hoptedを使う)

HoptedのようなAmazonとGoogle Sheetsの連携を使えば、接続設定は一度で、以後はデータが自動で取り込まれます。

手順1.

Hoptedのブラウザー拡張機能をインストールし、Googleアカウントでログインします。

手順2.

Hoptedの接続ウィザードで、Amazon Seller CentralとGoogle Sheetsを安全に接続します。

Amazon Seller CentralのアカウントをHoptedに接続

手順3.

Google SheetsでSeller Centralの一覧から「Seller Performance」を選びます。

HoptedでSeller Performanceを選択

手順4.

健全性の監視に必要な列を選びます。

  • 全体:Account Status、AHR Score、AHR Status。

  • 不良:Order Defect Rate FBA Rate、Order Defect Rate MFN Rate。

  • 物流(FBM):Late Shipment Rate 1 / Rate、Valid Tracking Rate / Rate。

  • 要件遵守:Invoice Defect Rate Rate、Product Authenticity Customer Complaints Status、Listing Policy Violations Status。

HoptedでSeller Performanceの列を選択

手順5.

健全性指標を書き出し・更新する予定はDailyをおすすめします。違反への回答期限は24〜48時間の場合があり、週末の見落としが重大な結果につながります。

HoptedでSeller Performanceの自動更新を設定

手順6.

設定を保存すると、手動取得なしでリスク指標をシートに書き出し、アカウント保護の仕組みを継続して最新に保てます。

HoptedでSeller Performanceの同期を保存

Amazon Seller Performanceとは?

販売継続を判断するためにAmazonが使う各指標をまとめ、アカウントの状態を示します。

主な3つの柱です。

  1. カスタマーサービス:Order Defect Rate、Chargebacks、A-to-Z Claims。

  2. 出荷:Late Shipment Rate、Valid Tracking Rate、Pre-fulfillment Cancel Rate。

  3. ポリシー遵守:知的財産の苦情、真贋、食品安全、制限商品。

FBAとMFNを分けます。自社倉庫の失敗が必ずしもFBAに影響すべきではなく、その逆も同様だからです。

次のような疑問に答える共通の基準データになります。

  • AHRが危険な99(At Risk)に近づいていないか?

  • 3PLの出荷遅延でMFNの遅延率が急増したか?

  • VAT請求書のアップロードは正しく、IDRが5%を超えていないか?

  • 未対応の知的財産苦情を見落としていないか?

シートでアカウントの健全性を分析・追跡する方法

データが継続的に届くようになれば、入力作業から分析へ進めます。これがスプレッドシートでAmazon Seller Centralのデータを分析する強みで、Amazon用のExcelのようなテンプレート作成につながります。

すぐに作れるAmazon用シートのアイデアを4つ紹介します。

テンプレート1:AHR Scoreの推移

Account Health Rating(AHR)は0〜1000のスコアです。

  • Green:200〜1000

  • Yellow(At Risk):100〜199

  • Red(Critical):0〜99

作り方:

  • グラフ:AHR Scoreの折れ線を作ります。

  • わかること:1週間で400から250に下がれば、Greenでもカタログを狙うボットなどの継続的な問題があります。Yellow前に対応してください。

テンプレート2:3PLの確認(出荷遅延率)

自社出荷(FBM)ではLate Shipment Rate(目標 < 4%)が重要です。

  • 絞り込み:Late Shipment Rate 1 / Rate > 0.03。

  • 対応:急増したら倉庫・3PLに問題があります。改善する間、対象SKUをすぐFBAへ切り替え、アカウントを守る必要があります。

テンプレート3:停止の危険を知らせる緊急通知

問題:ODRは1%未満が必要で、1.1%ならBuy Box喪失・停止につながります。対策:シートのConditional Notificationsを使います。

作り方:

  1. Hoptedの同期をDailyにします。

  2. Order Defect Rate FBA RateとOrder Defect Rate MFN Rate列を選びます。

  3. Tools > Conditional notifications > Add ruleへ進みます。

  4. ルール:Is greater thanで0.009(0.9%)を入力します。

  5. 通知先:メールアドレスを入力します。

  6. 動作:1%に達する前に通知します。問題SKUの販売停止や不満のある顧客への返金で、A-to-Z申請を防げます。

テンプレート4:複数市場の表示

問題:8か国では8つの健全性画面があり、米国に集中してイタリアの重要警告を見逃すことがあります。対策:全市場を信号色の1画面に集約します。

作り方:

  1. 設定:連携市場のすべてのSeller Performanceを1つのマスターシートへ同期・追記します。

  2. 条件付き書式:

    • AHR Score < 200を赤にします。

    • ODR > 1%を赤にします。

  3. わかること:世界全体の状態をひと目で見られます。Germanyが赤なら、8アカウントにログインせず、今日対応すべき場所がわかります。

このレポートでできる主な業務

  • 異議申立ての根拠:「過去365日、ODRは0.02%」など、履歴で違反が単発だったことを示せます。

  • FBMの資格:SFPでPrimeを提供するために必要な良好な指標と、適格性を追跡します。

  • VTR監視:Valid Tracking Rateを95%超に保ち、一部カテゴリーでFBM出品が制限されることを防ぎます。

Seller Performanceに関する質問

Q:注文不良率(ODR)の目標基準値はどのくらいですか?AmazonはODRを1%未満に維持することを求めています。測定期間内の全注文数に対する、対象となる欠陥が1つ以上ある注文の割合を計算します。1つの注文に複数の欠陥があってもカウントは1回です。

Q:アカウント健全性評価(AHR)とはどのような指標ですか?AHRは規約の遵守状況をまとめた0~1000点の指標です。計算に基づくODRとは異なり、違反内容に応じて点数が割り振られます(制限対象商品の販売は、バリエーションの規約違反よりもスコアに大きく影響します)。このスコアは200点以上に維持する必要があります。

Q:請求書不良率(IDR)とは何ですか?ヨーロッパのAmazon(UK、DE、FR、IT、ES)固有の指標で、出荷から24時間以内にVAT請求書をアップロードできなかった注文の割合を追跡します。目標は5%未満です。未達成の場合、EUマーケットプレイスでのアカウント停止につながる可能性があります。

Q:FBAはMFNの出荷指標に影響しますか?分かれています。Amazonの遅延は自社のLate Shipment Rateに含まれません。ただしFBAの低評価はODRに含まれ、配送問題なら通常、取消線処理を申請できます。

Q:SuspectedとReceivedの知的財産違反の違いは?

  • Suspected Intellectual Property Violations:AmazonのAIによる文面・画像の検査で、商品名のブランドがBrandと違う場合などに発生し、出品編集で直せることが多いです。

  • Received Intellectual Property Complaints:権利者の正式な法的苦情で、より重大です。通常、Letter of Authorization(LOA)や権利者の撤回が必要です。

Q:出荷前キャンセル率と顧客依頼の扱いは?出荷確認前に取り消した注文の割合で、目標は< 2.5%です。

  • 注意:顧客依頼ではSeller CentralでBuyer Cancelledを選びます。Out of Stockなど他の理由なら指標に加算されます。メッセージだけで依頼された場合も、正式なRequest Cancellationボタンを使うよう案内してください。

Q:期限内出荷でもVTRが低い理由は?追跡番号が有効かつ業者のスキャン済みかを測ります。低下の原因は次のとおりです。

  1. Amazonと連携していない業者。

  2. 追跡番号の入力・コピーの誤り。

  3. 集荷後の初回スキャン漏れ。

  4. Royal Mail 1st Classなど追跡なし郵便を、出荷確認で誤分類。

Q:Food and Product Safety Issueの原因は?次の苦情があったASINを示します。

  • 期限:賞味期限を過ぎた商品。

  • 安全事故:アレルギー、火災、負傷の報告。

  • 状態:封印の破損などによるUsed Sold as Newの苦情。

  • 対応:通常、Plan of Action(POA)と在庫の期限の写真が必要です。

Q:IDRはFBAにも適用されますか?はい。英国・EUの企業顧客の全注文(FBA・MFN)にVAT請求書が必要です。企業か判断できないこともあるため、すべて自動化するほうが安全です。出荷後24時間を超えると率に影響します。

Q:Listing Policy Violationsの範囲は?データ品質の問題全般で、次を含みます。

  • 重複出品:既存商品の新しいASINを作ること。

  • バリエーションの不正利用:青いケトルに赤いトースターを子として加え、レビューを利用すること。

  • 説明内のHTML:商品詳細で規則に合わないコードを使うこと。

  • 誤分類:手数料・制限回避のため違うブラウズノードへ置くこと。

Q:At Riskから停止までの時間は?Yellow(100〜199)では未停止ですが手動確認中です。通常、しばしば72時間以内に重大違反へ対応し、解決しない、またはRed(0〜99)になれば自動停止です。

Q:期日内配送率(OTDR)の目標基準値と、その達成は必須ですか?通常の出品者出荷(FBM)注文の場合、期日内配送率(OTDR)の目標は97%超です。低いOTDRは高ODRのように即時の利用停止には直結しにくいものの、出荷作業日数が長くなり(お届け予定日の提示が延び)、おすすめ出品(Buy Box)の獲得率が低下します。マケプレプライム(SFP)では、この指標は必須であり厳格に適用されます。

Q:他のAmazonツールとの違いは?多くはツール側の固定画面に合わせます。Hoptedは既存のシート内で直接動き、売上、在庫、健全性をまとめ、自社に必要な独自の通知と履歴保存を作れます。