Amazon「Seller Performance」をGoogle Sheetsで自動取得・同期・分析する方法
優れた商品と高い売上があっても、ODRが1.1%に達すれば停止です。Seller PerformanceはAccount Health Dashboardの元データで、販売権限を脅かす違反、出荷遅延、苦情を追います。不安に画面を確認する業務から自動監視へ。Google Sheetsに直接取得し、最新のリスク管理ダッシュボードを作る方法を解説します。

Seller PerformanceをGoogle Sheetsに自動同期・取り込みする方法(Hoptedを使う)
HoptedのようなAmazonとGoogle Sheetsの連携を使えば、接続設定は一度で、以後はデータが自動で取り込まれます。
手順1.
Hoptedのブラウザー拡張機能をインストールし、Googleアカウントでログインします。
手順2.
Hoptedの接続ウィザードで、Amazon Seller CentralとGoogle Sheetsを安全に接続します。

手順3.
Google SheetsでSeller Centralの一覧から「Seller Performance」を選びます。

手順4.
健全性の監視に必要な列を選びます。
全体:
Account Status、AHR Score、AHR Status。不良:
Order Defect Rate FBA Rate、Order Defect Rate MFN Rate。物流(FBM):
Late Shipment Rate 1 / Rate、Valid Tracking Rate / Rate。要件遵守:
Invoice Defect Rate Rate、Product Authenticity Customer Complaints Status、Listing Policy Violations Status。

手順5.
健全性指標を書き出し・更新する予定はDailyをおすすめします。違反への回答期限は24〜48時間の場合があり、週末の見落としが重大な結果につながります。

手順6.
設定を保存すると、手動取得なしでリスク指標をシートに書き出し、アカウント保護の仕組みを継続して最新に保てます。

Amazon Seller Performanceとは?
販売継続を判断するためにAmazonが使う各指標をまとめ、アカウントの状態を示します。
主な3つの柱です。
カスタマーサービス:Order Defect Rate、Chargebacks、A-to-Z Claims。
出荷:Late Shipment Rate、Valid Tracking Rate、Pre-fulfillment Cancel Rate。
ポリシー遵守:知的財産の苦情、真贋、食品安全、制限商品。
FBAとMFNを分けます。自社倉庫の失敗が必ずしもFBAに影響すべきではなく、その逆も同様だからです。
次のような疑問に答える共通の基準データになります。
AHRが危険な99(At Risk)に近づいていないか?3PLの出荷遅延でMFNの遅延率が急増したか?VAT請求書のアップロードは正しく、IDRが5%を超えていないか?未対応の知的財産苦情を見落としていないか?
シートでアカウントの健全性を分析・追跡する方法
データが継続的に届くようになれば、入力作業から分析へ進めます。これがスプレッドシートでAmazon Seller Centralのデータを分析する強みで、Amazon用のExcelのようなテンプレート作成につながります。
すぐに作れるAmazon用シートのアイデアを4つ紹介します。
テンプレート1:AHR Scoreの推移
Account Health Rating(AHR)は0〜1000のスコアです。
Green:200〜1000
Yellow(At Risk):100〜199
Red(Critical):0〜99
作り方:
グラフ:
AHR Scoreの折れ線を作ります。わかること:1週間で400から250に下がれば、Greenでもカタログを狙うボットなどの継続的な問題があります。Yellow前に対応してください。
テンプレート2:3PLの確認(出荷遅延率)
自社出荷(FBM)ではLate Shipment Rate(目標 < 4%)が重要です。
絞り込み:
Late Shipment Rate 1 / Rate> 0.03。対応:急増したら倉庫・3PLに問題があります。改善する間、対象SKUをすぐFBAへ切り替え、アカウントを守る必要があります。
テンプレート3:停止の危険を知らせる緊急通知
問題:ODRは1%未満が必要で、1.1%ならBuy Box喪失・停止につながります。対策:シートのConditional Notificationsを使います。
作り方:
Hoptedの同期をDailyにします。
Order Defect Rate FBA RateとOrder Defect Rate MFN Rate列を選びます。Tools > Conditional notifications > Add ruleへ進みます。
ルール:Is greater thanで
0.009(0.9%)を入力します。通知先:メールアドレスを入力します。
動作:1%に達する前に通知します。問題SKUの販売停止や不満のある顧客への返金で、A-to-Z申請を防げます。
テンプレート4:複数市場の表示
問題:8か国では8つの健全性画面があり、米国に集中してイタリアの重要警告を見逃すことがあります。対策:全市場を信号色の1画面に集約します。
作り方:
設定:連携市場のすべてのSeller Performanceを1つのマスターシートへ同期・追記します。
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条件付き書式:
AHR Score
< 200を赤にします。ODR
> 1%を赤にします。
わかること:世界全体の状態をひと目で見られます。Germanyが赤なら、8アカウントにログインせず、今日対応すべき場所がわかります。
このレポートでできる主な業務
異議申立ての根拠:「過去365日、ODRは0.02%」など、履歴で違反が単発だったことを示せます。
FBMの資格:SFPでPrimeを提供するために必要な良好な指標と、適格性を追跡します。
VTR監視:Valid Tracking Rateを95%超に保ち、一部カテゴリーでFBM出品が制限されることを防ぎます。
Seller Performanceに関する質問
Q:注文不良率(ODR)の目標基準値はどのくらいですか?AmazonはODRを1%未満に維持することを求めています。測定期間内の全注文数に対する、対象となる欠陥が1つ以上ある注文の割合を計算します。1つの注文に複数の欠陥があってもカウントは1回です。
Q:アカウント健全性評価(AHR)とはどのような指標ですか?AHRは規約の遵守状況をまとめた0~1000点の指標です。計算に基づくODRとは異なり、違反内容に応じて点数が割り振られます(制限対象商品の販売は、バリエーションの規約違反よりもスコアに大きく影響します)。このスコアは200点以上に維持する必要があります。
Q:請求書不良率(IDR)とは何ですか?ヨーロッパのAmazon(UK、DE、FR、IT、ES)固有の指標で、出荷から24時間以内にVAT請求書をアップロードできなかった注文の割合を追跡します。目標は5%未満です。未達成の場合、EUマーケットプレイスでのアカウント停止につながる可能性があります。
Q:FBAはMFNの出荷指標に影響しますか?分かれています。Amazonの遅延は自社のLate Shipment Rateに含まれません。ただしFBAの低評価はODRに含まれ、配送問題なら通常、取消線処理を申請できます。
Q:SuspectedとReceivedの知的財産違反の違いは?
Suspected Intellectual Property Violations:AmazonのAIによる文面・画像の検査で、商品名のブランドがBrandと違う場合などに発生し、出品編集で直せることが多いです。
Received Intellectual Property Complaints:権利者の正式な法的苦情で、より重大です。通常、Letter of Authorization(LOA)や権利者の撤回が必要です。
Q:出荷前キャンセル率と顧客依頼の扱いは?出荷確認前に取り消した注文の割合で、目標は< 2.5%です。
注意:顧客依頼ではSeller CentralでBuyer Cancelledを選びます。Out of Stockなど他の理由なら指標に加算されます。メッセージだけで依頼された場合も、正式なRequest Cancellationボタンを使うよう案内してください。
Q:期限内出荷でもVTRが低い理由は?追跡番号が有効かつ業者のスキャン済みかを測ります。低下の原因は次のとおりです。
Amazonと連携していない業者。
追跡番号の入力・コピーの誤り。
集荷後の初回スキャン漏れ。
Royal Mail 1st Classなど追跡なし郵便を、出荷確認で誤分類。
Q:Food and Product Safety Issueの原因は?次の苦情があったASINを示します。
期限:賞味期限を過ぎた商品。
安全事故:アレルギー、火災、負傷の報告。
状態:封印の破損などによるUsed Sold as Newの苦情。
対応:通常、Plan of Action(POA)と在庫の期限の写真が必要です。
Q:IDRはFBAにも適用されますか?はい。英国・EUの企業顧客の全注文(FBA・MFN)にVAT請求書が必要です。企業か判断できないこともあるため、すべて自動化するほうが安全です。出荷後24時間を超えると率に影響します。
Q:Listing Policy Violationsの範囲は?データ品質の問題全般で、次を含みます。
重複出品:既存商品の新しいASINを作ること。
バリエーションの不正利用:青いケトルに赤いトースターを子として加え、レビューを利用すること。
説明内のHTML:商品詳細で規則に合わないコードを使うこと。
誤分類:手数料・制限回避のため違うブラウズノードへ置くこと。
Q:At Riskから停止までの時間は?Yellow(100〜199)では未停止ですが手動確認中です。通常、しばしば72時間以内に重大違反へ対応し、解決しない、またはRed(0〜99)になれば自動停止です。
Q:期日内配送率(OTDR)の目標基準値と、その達成は必須ですか?通常の出品者出荷(FBM)注文の場合、期日内配送率(OTDR)の目標は97%超です。低いOTDRは高ODRのように即時の利用停止には直結しにくいものの、出荷作業日数が長くなり(お届け予定日の提示が延び)、おすすめ出品(Buy Box)の獲得率が低下します。マケプレプライム(SFP)では、この指標は必須であり厳格に適用されます。
Q:他のAmazonツールとの違いは?多くはツール側の固定画面に合わせます。Hoptedは既存のシート内で直接動き、売上、在庫、健全性をまとめ、自社に必要な独自の通知と履歴保存を作れます。