Amazon「FBA Restock Inventory」をGoogle Sheetsに自動取得・同期して分析する方法

Amazonの欠品は、当日の売上だけでなく、その後数週間の自然検索順位にも影響します。一方、送りすぎればIPIスコアや保管料に悪影響です。Restock Inventoryは、何を、何個、いつ送るかをAmazonが自動で提案します。ただしアルゴリズムは完璧ではありません。このガイドではGoogle Sheetsに自動取得し、独自の判断を加えられる「Replenishment Command Center」を作ります。

Hoptedで自動化
Hopted読了目安:5分
Amazon「FBA Restock Inventory」をGoogle Sheetsに自動取得・同期して分析する方法

FBA Restock InventoryをGoogle Sheetsに自動同期・取り込みする方法(Hoptedを使う場合)

HoptedのようなAmazonとGoogle Sheetsの連携を使えば、接続設定は一度で、以後はデータが自動で取り込まれます。

手順1.

Hoptedのブラウザー拡張機能をインストールし、Googleアカウントでログインします。

手順2.

Hoptedの接続ウィザードで、Amazon Seller CentralとGoogle Sheetsを安全に接続します。

Amazon Seller CentralのアカウントをHoptedに接続

手順3.

Google Sheetsで、Amazon Seller Centralの一覧から「FBA Restock Inventory」を選びます。

HoptedでFBA Restock Inventoryを選択

手順4.

計画に重要な列を選びます:Product Name、FNSKU、Days of Supply、Recommended replenishment qty、Recommended ship date、Instock risk、Sales (last 30 days)。

HoptedでFBA Restock Inventoryの列を選択

手順5.

補充の推奨情報を出力・更新する頻度を選びます。おすすめはDailyです。今日の売上急増でDays of Supplyが変わり、出荷予定が翌週から即時に早まる可能性があります。

HoptedでFBA Restock Inventoryの自動更新を設定

手順6.

データ連携を保存します。CSVを扱う代わりにSeller Centralの予測をシートに出力し、仕入れ計画を継続して最新に保てます。

HoptedでFBA Restock Inventoryのデータ同期を保存

Amazon FBA Restock Inventory Reportとは?

Amazonの予測ツールです。何を持っているか示すManage Inventoryに対し、販売履歴と調達日数から何が必要かを示します。

Seller Centralで設定したSupplier Lead TimeやRestock Frequencyと、Amazonが測るSales VelocityやSeasonalityに基づいて推奨します。

欠品の危険な領域を避けるための主要ツールです。

次のような疑問に答える共通の基準データになります。

  • 今後14日間に欠品の危険がある上位5商品はどれか?

  • AmazonのDays of Supplyが60日なら、中国の春節による供給停止期間をカバーできるか?

  • 在庫を維持するために、今日仕入先へ何個注文すべきか?

  • 低回転の商品に補充を推奨する理由は何か(アルゴリズムの誤りの調査)?

スプレッドシートで補充需要を分析・追跡する方法

データが継続的に届くようになれば、入力作業から分析へ進めます。これがスプレッドシートでAmazon Seller Centralのデータを分析する強みで、Amazon用のExcelのようなテンプレート作成につながります。

すぐに作れるAmazon用シートのアイデアを3つ紹介します。

テンプレート1:欠品への緊急対応一覧

Amazonと自社ではLow Stockの定義が違うことがあります。独自の通知を作ります。

  • 計算:Days of Supplyを確認します。

  • 条件付き書式:

    • 赤:Days of Supply < 15(緊急)。

    • 黄:Days of Supply < 30(今発注)。

  • 分かること:供給網の状態を色で把握できます。赤なら船便では間に合わない可能性が高く、航空便を検討する必要があります。

テンプレート2:アルゴリズムの点検(人と機械の比較)

Amazonの推奨は積極的で、保管料につながる多めの数量を提案することがあります。

  • 必要なデータ:

    • Recommended replenishment qty(Amazonの値)。

    • Sales (last 30 days)(実績)。

  • 確認:Reality Check列を作ります。

  • 条件:Recommended qty >(Sales (last 30 days) * 3)ならオレンジにします。

  • 分かること:3か月以上の在庫を推奨されている商品です。IPIスコアや容量制限に影響するため、シートで推奨を見直し、少なめで安全な数量にできます。

テンプレート3:資金繰りの予測

CFOは在庫用に確保する金額を知る必要があります。

  • 計算:Recommended replenishment qty * [Your Unit Cost]。

  • ピボット:Recommended ship dateを月・週別にまとめます。

  • 分かること:「来週の在庫購入に$15,000、その次の週に$40,000が必要」という情報です。供給網のデータを財務計画に変えます。

このレポートでできる主な業務

  • 3PL管理:Recommended replenishment qtyを3PLと共有し、翌週のラベル貼りと出荷に必要な人員を準備します。

  • 季節性の調整:AmazonデータにSeasonality Multiplier(例:第4四半期にx1.5)を追加し、基本の線形モデルより適した予測を作れます。

  • 廃番の除外:販売をやめたい商品にも推奨が続くことがあります。Discontinued Listを対応させ、不要な推奨を除外します。

FBA Restock Inventoryのよくある質問

Q:Amazonは「Days of Supply(在庫カバー日数)」をどのように計算していますか?計算式は、現在の在庫数 ÷ 日別の予測販売数です。注:現在の在庫には販売可能+納品中(インバウンド)が含まれます。予測販売数は直近の実績と季節性に基づきます。

Q:推奨出荷日(Recommended Ship Date)が過去の日付になっているのはなぜですか?日付が過去(例:「3日前」など)の場合、すでに出荷が遅れていることを意味します。設定されたリードタイムに基づくと、新しい納品が到着する前に在庫切れになる可能性が高い状態です。直ちに発送を急ぐ必要があります。

Q:推奨を変更できますか?はい。Seller CentralでSKUごとのLead Time、Packing Time、Restock Frequencyを編集できます。Hoptedはその設定の推奨を取得します。おかしい場合はまず調達日数を確認してください。

Q:このレポートでは納品中(インバウンド)の在庫も考慮されますか?

Q:他のAmazon出品者向けソフトとの違いは?多くのツールではそのツールの固定画面や既成レポートに仕事を合わせます。Hoptedは逆で、いつものシート内で直接動く柔軟な自動化です。売上、在庫、予測を手元に集め、固定ツールに決められたものではなく、独自の予測モデルを自分に必要な内容で作れます。

Amazon Seller Centralレポートの参考資料

参照元について:この欄のリンクは、提供されているAmazon Seller Centralのレポートとヘルプ資料を参照します。

Restock Inventory reportは、補充商品、推奨数量、出荷日を提案します。

Amazon拠点へ何個、いつ送るかを計画するために使います。Recommended replenishment QTYとRecommended ship dateに推奨を表示します。

販売履歴、需要予測と季節性、補充設定を考慮します。

需要を満たして売上を伸ばしつつ過剰在庫を避けるために使います。調達日数やケース入り数などを設定して、推奨を調整できます。

推奨数量や出荷期限に従う義務はありませんが、Amazonは利用を勧めています。

Seller Centralで個別SKUの補充設定を調整するには、次の手順を使います。

  • Restock InventoryでSKUを選びます。
  • 右のAction列でCustomize SKU settingsを選ぶと、SKU詳細ページが開きます。
  • 補充設定を調整します。

複数SKUの補充設定を調整するには、次の手順を使います。

  • Restock Inventoryの右上でCustomize SKU settingsをクリックします。
  • Inventory product settingsでGenerate reportをクリックします。
  • Report statusで完了後にDownloadをクリックします。
  • テキストファイルとして開きます(WindowsではNotepad)。*
  • 全文を選んでコピーします。
  • Excelファイルを作り、左上の最初のセルに貼り付けます。
  • 補充設定を調整し、保存します。
  • Upload fileをクリックしてシートをアップロードします。

よくある質問

Amazonが補充を推奨するのはなぜですか?

適正な在庫量は将来需要と、多すぎる・少なすぎる在庫の費用によって変わるため、管理は難しいことがあります。

提供した情報と将来需要の推定から、数量と出荷日を提案します。欠品による売上損失と、過剰在庫の資本費用・保管料を比較するための情報です。

仕入先名を非公開にしたい場合も、入力が必要ですか?

いいえ。略称やコードを使っても、補充の推奨には影響しません。

ASINを補充しない商品に設定するには?

Seller CentralでSKUを補充不可とするには、次の手順を使います。

  • Restock Inventoryで補充しないASINを選びます。
  • 各ASINの右のAction列でHide recommendationを選びます。関連する全SKUを非表示にすると、in-stock rateと推定販売機会損失からそのASINを除外します。

補充可能なSKUを隠しても、Inventory Performance Index(IPI)を改善する方法にはなりません。理由は次のとおりです。

  • 非表示のSKUはIPIスコアを変えません。
  • 非表示にすると補充の推奨も表示されません。
  • 誤ったFBA在庫設定で、有益な補充の機会を逃す可能性があります。

用語集

在庫カバー日数

予測需要に基づき、現在の在庫が何日もつかを推定した値です。

推定納品額

仕入先から補充する商品の推定価値です。推奨補充数量に購入原価を掛けます。

少量在庫

在庫カバー日数が調達日数より短い商品を示します。欠品を防ぐため、補充の発送を早める必要がある場合があります。

在庫切れ

在庫がなくなった商品に表示される通知です。

推奨出荷日

推定の在庫カバー日数と調達日数から、少量在庫や欠品を避けるための出荷日を提案します。

推奨補充数量

FBAへ補充する商品の推奨数量です。

Amazon Seller Centralの補充設定

各項目を入力して、自社に合う推奨に調整します。

  • Cost of purchaseは、仕入先へ注文する商品の1個あたり購入原価です。
  • Per-unit variable costsはAmazonの手数料を除く追加の1個あたり費用です。例として配送料があります。
  • Supply chain settingは商品の供給網の構成を示し、適切な調達日数の計算に使います。次の3つから選びます。
  • Supplier ships directly to Amazonは、仕入先からAmazonへ直接送る構成です。この場合、推奨には仕入先の調達日数だけを使います。
  • Supplier ships to your facility, and then you ship the same amount to Amazonは、全数量を仕入先から自社へ受け取り、準備してAmazonに送る構成です。仕入先と自社の調達日数を合わせて使います。
  • Supplier ships supply in bulk to your facility, then you ship units to Amazon as neededは、自社でまとめて保管し、必要に応じてAmazonに補充する構成です。自社の調達日数だけを使います。
  • Your lead timeは、自社施設からAmazonへ送るのに必要な週数です。
  • Supplier lead timeは、仕入先から自社施設へ届くのに必要な時間です。
  • Replenishment frequencyは、通常の補充頻度です。
  • Case pack quantity(order multipleとも呼ばれます)は、仕入先へ注文するケース・箱ごとの販売可能個数です。
  • Minimum replenishment quantityは、FBAへの補充時に送る最小個数です。

Sales (last 30 days)

過去30日間の、このSKUの出荷総数量です。出荷数量は毎日更新されます。