Amazon「FBA Removal Order Details」をGoogle Sheetsに自動取得・同期して分析する方法

FBAからの返送は、保管料の損失を止めるための方法です。発送不能や低回転の商品を返してもらえば費用が止まるはずですが、そうならない場合もあります。Pendingのまま何か月も止まったり、気づかないうちにキャンセルされ、出したつもりの在庫に料金を払い続けたりします。Removal Order Detailsで依頼数、実際の発送数、キャンセル数を確認できます。このガイドではGoogle Sheetsに自動取得して、更新される「Return & Recovery」ダッシュボードを作ります。

Hoptedで自動化
Hopted読了目安:6分
Amazon「FBA Removal Order Details」をGoogle Sheetsに自動取得・同期して分析する方法

FBA Removal Order DetailsをGoogle Sheetsに自動同期・取り込みする方法(Hoptedを使う場合)

HoptedのようなAmazonとGoogle Sheetsの連携を使えば、接続設定は一度で、以後はデータが自動で取り込まれます。

手順1.

Hoptedのブラウザー拡張機能をインストールし、Googleアカウントでログインします。

手順2.

Hoptedの接続ウィザードで、Amazon Seller CentralとGoogle Sheetsを安全に接続します。

Amazon Seller CentralのアカウントをHoptedに接続

手順3.

Google Sheetsで、Amazon Seller Centralの一覧から「FBA Removal Order Detail」と期間を選びます。「Last 24 hours」や最大35か月前までの独自範囲を使えます。この例では「Include records for the last 30 days」を選びます。

HoptedでFBA Removal Order Detailsを選択

手順4.

必要な列を選びます:request-date、order-id、order-type(Return、Disposal、Liquidation)、sku、disposition(Sellable/Unsellable)、requested-quantity、shipped-quantity、cancelled-quantity、order-status。

HoptedでFBA Removal Order Detailsの列を選択

手順5.

設定を保存します。定期的に返送・廃棄状況を出力・更新する頻度(Weekly推奨)を選びます。

HoptedでFBA Removal Order Detailsの自動更新を設定

手順6.

データ連携を保存します。CSVを手作業でダウンロードする代わりに、Seller Centralの返送・廃棄履歴をシートに出力し、在庫返送の監査台帳を常に最新に保てます。

HoptedでFBA Removal Order Detailsのデータ同期を保存

Amazon FBA Removal Order Details Reportとは?

作成した全依頼の品目別状態を示します。自社倉庫へのReturn(返送)、Dispose(廃棄)、FBA LiquidationsでのLiquidate(清算売却)のいずれも、依頼の進捗を追跡できます。

「この50個を返送・廃棄する依頼は本当に実行されたか」を確認できます。キャンセルされた数量があれば、Amazonが在庫を見つけられず依頼をキャンセルした可能性があるため、補填申請の対象となります。

次のような疑問に答える共通の基準データになります。

  • 2か月前に返送・廃棄を依頼した在庫に、なぜ今も保管料がかかるのか?

  • 保管場所が見つからず返送依頼がキャンセルされたのか?

  • In-ProcessのままのUnsellable在庫はいくつか?

  • FBA Liquidationsの依頼は完了しているか、それともキャンセルされているか?

  • 依頼数と実際の発送数の差はいくつか?

スプレッドシートで返送・廃棄依頼を分析して追跡する方法

データが継続的に届くようになれば、入力作業から分析へ進めます。これがスプレッドシートでAmazon Seller Centralのデータを分析する強みで、Amazon用のExcelのようなテンプレート作成につながります。

すぐに作れるAmazon用シートのアイデアを3つ紹介します。

テンプレート1:気づきにくいキャンセルの検知

Amazonは忙しい場合や在庫が見つからない場合、依頼をキャンセルすることがあります。在庫が元の状態に戻り、保管料がすぐに再開するため、見つける必要があります。

作り方:

  • フィルター:cancelled-quantityが0より大きい行。

  • 操作:赤く強調します。

  • 分かること:出ていくと思っていたのに料金が続く在庫です。これらについて返送依頼を再提出します。

テンプレート2:処理待ちのダッシュボード

返送・廃棄処理には14~30日、繁忙期はさらにかかることがあります。その間、依頼は「Pending」となり、出荷または廃棄されるまで在庫は倉庫に残ります。

作り方:

  • 計算:Remaining to Ship = requested-quantity -(shipped-quantity + disposed-quantity + cancelled-quantity)の列を作ります。

  • ピボット:行 = order-id、値 = SUM of Remaining to Ship。0より大きい値で絞ります。

  • 分かること:完全に処理されていない依頼の一覧です。In Processが45日を超えたら、Seller Supportで紛失在庫の調査ケースを作ります。

テンプレート3:販売不能在庫の点検

費用を無駄にしていないでしょうか。DisposalsとReturnsを比較し、返送設定の修正が必要か考えます。

作り方:

  • ピボットの行:skuまたはproduct-name。

  • ピボットの列:order-type(Return、Disposal、Liquidate)。

  • ピボットの値:SUM of requested-quantity。

  • 分かること:高価な商品を何百個もDisposingしているなら、Returnで自社倉庫へ戻し、修理・整備して他のチャネルで再販売する方が利益になるかもしれません。

このレポートでできる主な業務

  • 保管料の請求:X日に返送・廃棄を依頼したことをAmazonに示し、「Pending」のまま何カ月も放置された期間の保管料の免除・補填を申請します。

  • 清算売却の照合:対象になった商品を追跡し、後で支払レポートと照合します。

  • 在庫照合:Inventory not foundでcancelled-quantityが多い場合、紛失在庫の補填申請を検討します。

  • 税務上の損金:Disposalの記録を、廃棄在庫の控除の証拠として使います。

Amazon FBAの返送・廃棄依頼についてのよくある質問

Q:Amazonが返送・廃棄依頼をキャンセルした理由は何ですか?在庫が他の注文に引当済みだった、商品が見つからなかった(紛失)、または繁忙期で返送・廃棄処理に対応できないことなどが主な理由です。見つからなかった場合は補填申請を行ってください。

Q:どれくらいかかりますか?Amazonは通常14営業日、Prime Dayや第4四半期などの繁忙期は30営業日以上かかると案内しています。ただし追跡しなければ、In Processが何か月も続く場合があります。

Q:Removal Order DetailとRemoval Shipment Detailの違いは?

  • Removal Order Detail:Pending、Cancelled、Completeなどの依頼状態と数量を扱い、在庫水準の管理に使います。

  • Removal Shipment Detail:Carrier、Tracking Number、箱数などの物流を扱い、自社倉庫へ向かうUPS配送の追跡に使います。

Q:返送・廃棄依頼がキャンセルされた場合でも手数料は発生しますか?いいえ、依頼がキャンセルされた場合、返送・廃棄手数料は請求されません。ただし、在庫はフルフィルメントセンターに残るため、月額保管手数料は引き続き発生します。そのためキャンセルの追跡が重要です。

Q:他のAmazon出品者向けソフトとの違いは?多くのツールでは、そのツールの固定された画面や既成レポートに仕事を合わせます。Hoptedは逆で、いつものスプレッドシート内で直接動く柔軟なデータ自動化の仕組みです。新しいシステムを覚える代わりに、売上、在庫、注文など、散らばるAmazonデータを手元に集めます。固定ツールが指定したものではなく、自由に設計したレポートや自動化を、自分が必要とする内容で作れます。