Amazon「Monthly Storage Fees」をGoogle Sheetsで自動取得・同期・分析する方法
保管料はFBAの利益率をひそかに削ります。利益があると思っても、売れない在庫の月額保管料が積み上がれば、最終利益を失います。Monthly Storage FeesはAmazonで使う保管スペース1立方フィートごとの明細で、診断にも使えます。Google Sheetsへ直接自動取得し、最新の在庫保管料ダッシュボードを作る方法を解説します。

Monthly Storage FeesをGoogle Sheetsに自動同期・取り込みする方法(Hoptedを使う)
HoptedのようなAmazonとGoogle Sheetsの連携を使えば、接続設定は一度で、以後はデータが自動で取り込まれます。
手順1.
Hoptedのブラウザー拡張機能をインストールし、Googleアカウントでログインします。
手順2.
Hoptedの接続ウィザードで、Amazon Seller CentralとGoogle Sheetsを安全に接続します。

手順3.
Google SheetsでSeller Centralの一覧から「FBA Storage Fees」と期間を選びます。「Last 24 hours」から最大35か月前までの期間を選べます。この例では「Include records for the last 30 days」を選びます。

手順4.
asin、product-name、estimated-monthly-storage-fee、average-quantity-on-hand、storage-utilization-ratio、utilization-surcharge-rate、item-volume、product-size-tierなど必要な列を選びます。

手順5.
保管料データを書き出し・更新する頻度を選びます。毎日をおすすめします。

手順6.
取り込み設定を保存します。CSVを扱う代わりに、Seller Centralの保管料履歴をシートに書き出し、分析ダッシュボードを継続して最新に保てます。

Amazon Monthly Storage Feesとは?
カタログの各ASINの推定月額保管料を示します。FCで商品が占めるスペースに応じた費用を詳しく確認できます。
金額だけでなく、売上に比べ在庫が多い場合のStorage Utilization Surchargeと、立方フィートあたり料金を決めるProduct Size Tierなど、コストの要因もわかります。
次のような疑問に答える共通の基準データになります。
保管料の80%を占める20%の商品は?Standardの商品なのにOversizeの料金を払っていないか?高額なStorage Utilization Surchargeを発生させるASINは?売れない在庫を置くだけで毎月いくらかかるか?10月に保管料が3倍になった理由は?(繁忙期料金)
シートで月額保管料を分析・追跡する方法
データが継続的に届くようになれば、入力作業から分析へ進めます。これがスプレッドシートでAmazon Seller Centralのデータを分析する強みで、Amazon用のExcelのようなテンプレート作成につながります。
すぐに作れるAmazon用シートのアイデアを3つ紹介します。
テンプレート1:保管料管理ダッシュボード
実際の保有数に対し、保管に最も費用がかかる商品を特定します。
作り方:
並べ替え:
estimated-monthly-storage-feeの降順。列:
Fee Per Unit=estimated-monthly-storage-fee/average-quantity-on-handを追加します。わかること:$10の安いアクセサリーでも、保管に1個あたり月$0.50かかる場合があります。早く売れなければ、利益率全体が保管料で失われます。
テンプレート2:追加料金の通知
Storage Utilization Surchargeは、在庫回転が低い出品者への追加料金です。原因となる商品を知る必要があります。
作り方:
絞り込み:
estimated-storage-utilization-surchargeが0を超える行。列:
ASIN、average-quantity-on-hand、storage-utilization-ratioを表示します。わかること:IPIスコアを下げ、手数料を増やす商品一覧です。追加料金を止めるため、Flash Sale、Outlet Deal、Removal Orderの有力候補になります。
テンプレート3:寸法の確認
Amazonの再計測でStandardからOversizeなど高額な区分に変わり、保管料が2倍になることがあります。
作り方:
ピボット:行 =
product-size-tier、値 =SUM of estimated-monthly-storage-fee。詳しい確認:小さいとわかっているのに
product-size-tierでOversizeになっているASINを探します。わかること:小さい商品がOversizeなら、AmazonにCubiscan(再計測)を申請して誤りを直し、過払いの補填を求められます。
このレポートでできる主な業務
収益性分析:SKU別の粗利益から保管料を引き、実際の純利益を確認します。
第4四半期の計画:現在の体積データで、通常3〜4倍になる10〜12月の保管料を予測します。
返送・処分戦略:保管(月$0.30を継続)より、返送・処分(1回$0.50)のほうが安い商品を判断します。
IPI改善:在庫の大きな負担を特定して除き、Inventory Performance Indexを改善します。
Amazon月額保管料に関する質問
Q:第4四半期(10〜12月)の保管料が高いのはなぜ?繁忙期には、回転の遅い在庫の納品を抑えるため、大幅に、しばしば300〜400%引き上げます。このレポートで増加を予測できます。
Q:Monthly Storage FeesとAged Inventory Surchargeの違いは?
Monthly Storage Fees:全在庫に対して毎月払う通常の保管料。
Aged Inventory Surcharge:181日を超える在庫に、月額料金へ上乗せする追加料金(旧Long-Term Storage Fee)。
Q:Storage Utilization Surchargeの計算方法は?Storage Utilization Ratio、つまり過去13週間の日次平均在庫体積を日次平均出荷体積で割った値に基づきます。保有量が販売量に対して多すぎると加算されます。
Q:返送・処分依頼も含まれますか?average-quantity-pending-removalはAmazonに返送・廃棄を依頼した数量です。通常、実際に倉庫を出る前でも依頼後は保管料が止まります。
Q:他のAmazon出品者向けソフトとの違いは?多くのツールでは、そのツールの固定された画面や既成レポートに仕事を合わせます。Hoptedは逆で、いつものスプレッドシート内で直接動く柔軟なデータ自動化の仕組みです。新しいシステムを覚える代わりに、売上、在庫、注文など、散らばるAmazonデータを手元に集めます。固定ツールが指定したものではなく、自由に設計したレポートや自動化を、自分が必要とする内容で作れます。