Amazon商品出品の7大トラブルと解決策

Amazonセラーセントラルの操作に慣れるのは簡単ではありません。そして、ようやく使いこなせるようになってきたと思った矢先に、出品情報が売れなくなったり、検索結果から消えたり、予期しない商品情報が表示されたりします。何よりやっかいなのは、実際にどの問題が発生しているのかを特定することです。
これら7つのチェック項目は日常管理の各分野を網羅しています:競合オファー、停止中の出品情報、検索対象外、誤ったASIN統合、FBA寸法測定、出品許可、出荷通知です。まずはアカウントに表示されている理由の確認から始めましょう。以下の例は米国Amazonストアに基づいています。要件やツールは他のストアによって異なる場合があります。
乗っ取り出品者と相乗り出品者
発生の理由
Amazonでは、1つの商品詳細ページで複数の出品者が同じ商品を販売できます。したがって、見慣れない出品者が相乗りしてきたからといって直ちに「乗っ取り出品者(ハイジャッカー)」とは限りません。調査すべき問題は、その出品者の商品が偽造品であるか、説明されている商品と実質的に異なっているか、あるいはAmazonの規約に違反しているかどうかです。
Amazonの知的財産権ポリシーでは、他の出品者があなたの著作物である画像やテキストが含まれるページ上で同一商品を販売することを明示的に認めています。また米国においては、独占販売契約を結んでいるというだけでは、Amazonが強制対応を行う知的財産権侵害には該当しません。
プロのアドバイス
自社ブランドを構築することは賢明なビジネス判断になり得ます。しかし、正当な競合オファーを排除するための安易な近道ではありません。ブランド登録を行うには会社名だけでは不十分で、Amazonの登録要件には有効な登録商標(または出願中の商標)と、商品またはパッケージに恒久的に貼付されたブランド名が含まれています。
対処方法
オファー、出品者、ASINを記録し、実際の商品を商品詳細ページおよび手元の証拠と比較してください。パッケージの写真、商品識別コード、メーカーの一次資料を保管しておきます。自社のウェブサイトは有用な補足資料になりますが、それだけでAmazonがカタログの修正を認める保証はありません。
明白な権利侵害がある場合は、Amazonの知的財産権侵害の申告ガイドにある適切な申告ルートを利用してください。問題が特定の出品者に関するものである場合は、ASIN全体を申告するのではなく、該当する販売オファーを特定して報告します。証拠の収集方法や、偽造品のオファーと正規の競合を区別する方法については、弊社の出品情報乗っ取り対策ガイドで詳しく解説しています。
ブロックされた出品情報と停止中の出品情報
発生の理由
出品情報が停止中になったからといって、必ずしも競合他社から通報されたわけではありません。Amazonの商品登録・管理ガイドには、在庫切れ、価格設定エラー、規約上の懸念、品質問題などが原因として挙げられています。また出品制限や安全要件により出品が制限される場合もあります。該当商品のカテゴリー・商品・出品制限を確認してください。
対処方法
「商品管理」で該当SKUを検索し、修正タブまたはステータスフィルターを使用します。行に表示されている理由と修正手順を確認してください。全在庫の管理画面をまだ使用しているアカウントでは、Amazonの在庫管理ガイドにあるように出品情報の有効化画面が用意されています。
実際の問題を修正します:在庫切れの場合は販売可能数量を更新し、価格エラーの場合は価格を見直し、出品制限の場合は求められている情報や書類を提出します。規約違反の通知については、通知内の回答手順や申し立て手順に従ってください。理由が不明な場合や修正が反映されない場合は、SKU、ASIN、正確なエラーメッセージ、および試した内容を添えてセラーサポート(Selling Partner Support)に連絡してください。一般的なサポートへの問い合わせは、正式な申し立て手続きの代わりにはなりません。
検索対象外および非表示の出品情報
発生の理由
検索対象外となった出品情報は、特定の商品情報基準を満たしていないため、検索やブラウズ結果から非表示になります。Amazonの検索対象外の出品情報に関するガイドでは、必須情報の不足や無効な値、画像要件の不備などを原因として挙げています。これは、単にキーワードでの掲載順位が下がった現象とはまったく異なる診断です。
たとえば、メイン画像が最新の要件を満たしていない場合、要件に準拠した画像が用意されるまで検索結果から除外されることがあります。Amazonの商品画像ガイドでは、メイン画像、背景、商品の見せ方、カテゴリー別の例外事項が規定されています。実際の商品本体に印字されたロゴまで無理に消そうとするのではなく、まずはこれらの基準を確認してください。
対処方法
出品情報の問題の詳細を確認し、不足している属性や画像の問題を特定してください。Amazonのガイドでは、全在庫の管理 → 出品情報の有効化で出品ステータスフィルターを使用し、問題ごとの次の手順を確認する方法が記載されています。新しい「商品管理」画面では、まず修正から始めます。要求された値を入力するか準拠した画像をアップロードして保存し、ステータスが更新されたか確認しましょう。
売上の急減は調査のきっかけとして有効ですが、それだけで検索対象外になっているとは断定できません。また、一度検索で見つからなかっただけでも同様です。商品数が多いと確認をつい後回しにしがちですが、影響を受けているSKUとその表示理由を簡潔なリストで管理しましょう。セラーセントラル上でAmazonが開示している検索対象外の理由を確認するだけなら、高額な外部監視ツールを契約する必要はありません。
ASINの統合
発生の理由
Amazonは一意の商品ごとに1つの商品詳細ページを基本とし、属性が同一のページを統合することがあります。しかし誤った統合が行われると、1つのページに2つの異なる商品が説明されたり、自社が出品している商品とは別の商品が表示されたりすることがあります。ASINの変更や予期しないコンテンツの変化は調査に値しますが、それだけで競合が意図的に仕組んだと決めつけることはできません。
対処方法
両方のASIN、商品識別コード、パッケージ、商品属性を自社の記録と比較してください。Amazonの異なる商品を別々のページに分割するガイドには、誤った統合を元に戻す手順が記載されています。明確に異なる商品であること、統合の履歴、有効な出品情報、相違点の証拠が必要です。ブランド登録されたASINには追加の権利者向け管理機能があります。申請を準備する前にツールの利用資格を確認してください。
統合の解除は、バリエーション構造の分割とは異なります。検索結果での表示枠を増やしたいという理由だけで、実際に同一である重複ページの分割を求めてはなりません。これらの違いについては、弊社の統合、バリエーション、および誤った統合に関するガイドを参照してください。商品詳細ページのコンテンツが一部反映されていないだけの場合は、出品情報の更新が共有の商品詳細ページに反映されない理由もあわせてお読みください。
FBAの寸法および重量の変更
発生の理由
FBA手数料は中身の商品だけでなく、梱包された状態の測定値に基づいて計算されます。Amazonが測定値を独自に更新することがあり、出品者のデータと異なる場合はAmazonが検証したデータが優先されます。商品の寸法と体積で説明されているように、寸法と重量はサイズ区分や各種FBA手数料を左右します。手数料の値上がりは調査すべきですが、直ちに測定エラーであるとは限りません。
対処方法
該当する手数料レポートで使用されている寸法を確認し、完全に梱包された販売可能ユニットの測定値と比較してください。数値だけでなく、パッケージの仕様や数量も確認します。それでもデータに誤りがあると思われる場合は、所定の再測定申請または調査リクエストの手順を利用してください。
補填要件の確認
米国の重量および寸法に関する補填ポリシーに基づき、手数料請求から90日以内に補填リクエストを提出してください。再測定の対象となるかどうかは、フルフィルメントセンターに十分な在庫があるかや申請件数の上限にも左右されます。補填は不正確な測定によって過大請求が生じたとAmazonが確認した場合に行われ、申請しただけで権利が確定するわけではありません。
出品許可とブランド登録
発生の理由
出品者は出品制限を「ゲーティング(gating)」と呼ぶことがよくあります。出品許可とブランド登録は明確に区別してください。Amazonのブランド商品の出品ガイドでは、許可が商品タイプ、コンディション、ブランドとの関係性によって左右されることが説明されています。既存のブランド商品ページにそのままオファーを紐付けられる再販業者もいれば、申請が必要な商品もあります。
対処方法
自社の出品に出品許可が必要な場合は、出品許可を申請の案内に従って必要な書類を提出してください。もし自社のブランドページに他の出品者が現れたら、その出品者が実際に何を販売しているのか調査しましょう。ブランド登録は「他の出品者が本物を販売することを一律に禁じる」制度ではありませんし、他のオファーが存在するからといって制限が誤って解除された証明にはなりません。
実際の偽造品や権利侵害については、前述の証拠収集と通報手続きに従ってください。出品許可の誤認が疑われる場合は、具体的な商品と制限内容をサポートに伝えてください。問題を具体的に特定せずに「自社ブランドを再度制限してほしい」とAmazonに要請しても、調査が進む可能性は極めて低いです。
期日内出荷と出荷通知
発生の理由
出品者出荷(自社出荷)の場合、荷物の発送と出荷通知の送信は別々の義務です。Amazonの出荷作業日数(リードタイム)ガイドによれば、期日内に出荷されていても、出荷予定日を過ぎてから出荷通知を送信した場合は遅延としてカウントされます。注文の実際の期日と、該当SKUに適用されている出荷作業日数の設定を確認してください。
対処方法
出荷待ちの注文を確認し、確約した期日内に発送を手配し、発送が完了したら正確な情報を添えて出荷通知を送信してください。配送業者への引き渡しとセラーセントラルに記録された出荷通知の整合性を確認します。遅延が頻発する場合は、自動出荷作業日数の設定が運用に適しているかどうかも含め、出荷プロセスを見直してください。
リマインダーは役に立ちますが、発送や正確な出荷通知の代わりにはなりません。忙しい日であっても、注文番号、出荷予定日、実際の引き渡し日時、通知ステータスなどの簡単な記録を残しておきましょう。多少手間がかかるのは事実ですが、同じトラブルが慢性化するのを防ぐための確実な実践策です。
Alex Borisenko-MarkovichがBindwiseで執筆した記事を基に、Hopted編集チームがHopted向けに確認・改訂しました。